【※トラウマ注意】変態だらけの絶望鬱ゲーム「ドラッグオンドラグーン」を紹介
ぎゃあああああああああ!!
今回紹介するゲームは
発売日 2003年9月11日
発売元 スクウェア・エニックス PlayStation 2用アクションRPG
キャッチコピーは「抗え、最後まで。」
ちなみに、どんだけ抗ってもハッピーエンドにはならない模様。
この記事はネタバレを含む内容になっているので注意。
OPからしてダークな雰囲気
その後のタイトル演出も鳥肌が立つほど不気味で怖い
悪趣味なゲームである
【概要】
世界の終焉を迎えつつある剣と魔法の世界が舞台。
アクションRPGだがフィールドが広く、敵の軍勢を蹴散らすようなゲーム性は無双シリーズと似ている。
プレイヤーは武器や魔法を駆使しつつ、地上戦だけでなくドラゴンに騎乗しての空中戦といった
多彩なゲームプレイが楽しめる。
セリフを気にしてはいけない
そして特徴なのがマルチエンディング。
全部で5種類のエンディングが用意されており
A、B、C、D、Eと振り分けらられている。
様々な条件をクリアしながら全てのエンディングを目指すのだが
これらエンディングの全てが救いのない悲惨なエンディングとなっている。
【プロローグ】
遥か遠い昔。まだ大空にドラゴンが飛んでいた時代に、世界を二分する大きな戦いが起こった。世界のバランスを保つ最終封印である女神を有する「連合軍」と、女神への信仰を否定し、謎の宗教組織「天使の教会」を妄信する新興勢力「帝国軍」との間で激しい戦闘が幾度も繰り広げられていた。帝国軍は短期間で恐るべき強さを身につけ、人間を狂戦士へと変えてしまう「赤い目」の伝染病や、大型兵器による強大な戦力で連合軍を圧倒していた。
Wikipediaより引用。
【「契約」という概念について】
この世界で契約とは、人間と人間以上の力を持つドラゴンや精霊などのモンスターが互いの心臓を交換することで成立する。
一度契約すれば運命共同体であり、片方が傷ついたり死んだりすれば契約相手も傷つき命を落とす。
契約した人間は自分にとって最も大切な身体機能を”代償”として一つ失うが、通常よりも遥かに強靭な肉体や、武器に秘められた魔法の発動などといった超常の力を手に入れることができる。
そして契約後は深刻な負傷であっても全回復する親切設計。
だいたいのキャラクターが瀕死の時に契約しているので、生き延びるためにしょうがなく契約している例が殆どである。
モンスターは人間の力など得ても何も変わらないが、自らの「負の心」を契約相手の人間に吸収させ、自分の生命体としての格を上げることができる。
そのため契約した人間は膨れ上がった「負の心」に耐え切れずに精神を崩壊させる場合もある。
【キャラクター】
カイム
声 ・ 池畑慎之介
男性 24歳
本作の主人公。
元はカールレオンという小国の王子だった。
18歳の誕生日に両親を帝国軍のドラゴンに殺され、それから帝国絶対殺すマンと化した。
「封印の女神」は、唯一の肉親である妹のフリアエである。
ゲーム本編序盤の戦いの最中にレッドドラゴンと契約して強大な力を手に入れるが、代償として「声」を失う。
帝国兵を殺すことが生きがいになってる危ない人で、もちろんドラゴンも嫌い(だった)
声 ・ピーター
マジで?
ちなみにカイムの声優である池畑慎之介はピーターさんの本名。
一人二役である。
まぁカイムすぐ喋れんくなるけどね
ちなみに僕はこのゲームがきっかけでピーターさんのファンになりました。
単性生物であり性別は存在しないとされているが、説明書には「単一性(雌)と表記されている。
どっちかというと雌。でいいのか?
一万年以上生きた竜の末裔で、聡明な誇り高き自信家。
帝国に囚われボコボコの瀕死状態でカイムと出会い、その強い生存欲求に惹かれて契約を交わす。
物語の進行に伴い形態が変化し、見た目がどんどん変わっていく。
戦いの中でカイムとの信頼関係を築いてゆき、最終的には互いに支えあう仲にまでなる。
名前は「アンヘル」Aエンディングでその名が明らかになる。
綴りは「Ángel」スペイン語で天使の意。
フリアエ
声 ・初音映莉子
女性 19歳
カイムの妹。
14歳のとき前女神が亡くなると、次代の女神に選ばれた証が体に出現し、それ以来、最終封印たる女神の役目を継ぐことを余儀なくされる。
イウヴァルトと婚約していたが、実兄であるカイムに禁じられた想いを寄せているブラコン。
女神となってから自由がきかず、ひたすら封印の苦痛に耐え続ける身の上に絶望している。
どのルートを辿っても最終的には死んでしまい封印は解かれる事となる。
イウヴァルト
声 -・唐沢寿明
男性 20歳
カイムとフリアエの幼馴染。
ハープを片手に歌う美声の持ち主だが、カイムに対する強い劣等感と「フリアエを守りたい」という思いから力を渇望する。
カイムらの両親の仇であるブラックドラゴンと契約し、代償として「歌」を失う。
カイムは声ごと取られてんのに、こいつだけ歌限定という優遇っぷり。
精神的に追い詰められると一人称が「俺」から「僕」に変わる等、根はひ弱である。
とあるストーリーでは狂いはじめて「フリッフリッ」とか言い出す。
ブラックドラゴン
イウヴァルトと契約した竜。
人間を捕食することを好む性悪。
カイムの両親を食い殺したのがこのブラックドラゴン。
ちなみに、このブラックドラゴンが続編「ドラッグオンドラグーン2」で主人公と行動を共にするドラゴン「レグナ」である。
レオナール
声 - 山寺宏一
安定の山ちゃん
男性 32歳
封印の森で出会う壮年の男性。
家を離れていた間に、帝国軍の襲撃によって弟たちを殺される。
絶望のあまりに自殺を試みるが果たせず、その場にいたフェアリーとの契約を受け入れてしまう。
立ち振る舞いこそ紳士的であるが、その中身は幼い男児を好む異常性癖のショタコンであり、己の嗜好を汚らわしいものと感じてはいるものの止められない止まらない
契約の代償は「視力」で、視力を失っても敏感に周りを感じ取ることができる。
アリオーシュ
声 ・ 林原めぐみ
女性 24歳
帝国軍の捕虜収容所に囚われていたエルフの女性。
ウンディーネとサラマンダーという二体一対の精霊と契約し、代償として「子宮」を失う。
目の前で夫と子供を帝国軍に殺され精神を病んだ彼女は、子供に深い執着を示し「子供を自分の体内に入れて守る」という思考に陥るヤバイ女。
子供を捕食するカニバリズムに傾倒するようになり、そこらで子供をさらっては食っていた。
契約する前からとっくに壊れているキャラクターである。
セエレ
声 ・村上想太
写真みつけられず・・・
男性 6歳
母親の愛を一身に受けて育った金髪の少年。
ゴーレムと契約し、代償として「時」を失ったため、永遠に肉体の成長が止まる。
嫌われるのを避けるため常に「良い子」を装い、表面的な奇麗事を言う。
双子の妹のマナを探すためにカイム達と同行することになる。
ヴェルドレ
声 ・家弓家正
男性、72歳
女神の世話係である神官長をつとめている。
かつて戦場にいたころにドラゴンと契約しており、代償として「毛髪」を失った。
一応は聖職者なので善人として振る舞ってはいるが、自身のの身が危うくなると臆病で保身的な本性が露になる。
終盤はビビりのハゲで何の役にもたたない。
マナ
声 ・ 山下夏生
女性、6歳
帝国軍を操る「天使の教会」の司教。
セエレの双子の妹。
母親から虐待を受けて育ち、母親の愛情を独占していた兄セエレを激しく憎んでいる。
母親に捨てられ虚脱状態になった彼女は人類を粛清しようとしていた神の依り代とされ、物語の元凶となった。
【エンディング】
ここからがこのゲームの醍醐味でございます。
エンディングA
フリアエが死亡し再び世界の封印が必要であった。
人間を見下していたはずのレッドドラゴンは、世界ではなくカイムのために自ら封印になることを申し出る。
儀式の最中、涙を流すカイムを見てレッドドラゴンは初めて「アンヘル」という自らの名を名乗る。
一応世界は救われるが、プレイヤーとしては非常に悲しいエンディング。
このエンディング後の世界を描いたゲームが続編の「ドラッグオンドラグーン2」である。
エンディングB
最終封印が崩壊した後、イウヴァルトは事切れたフリアエの復活を願い、彼女の亡骸を「再生の卵」に入れる。しかし、卵の中から蘇ったのは異形の怪物となり果てた復讐の女神フリアエであった。
主題歌である「尽きる」がBGMに使用されており、終わり方の絶望感と相まって精神的にくるものがある
CとDは割愛します。
真のエンディングE(通称:新宿エンド)
カイムとレッドドラゴンは世界崩壊後に出現した巨大な「母体」を追って時空の狭間を抜けると
そこはなんと日本の「新宿」
上空に出現し新宿のビル街に降り立った「母体」は、滅びの歌を歌い始める。
それを阻止するために最後の戦いが始まるのだが、これが何とリズムゲームである
アクションRPGのラスボスがリズムゲームなんて聞いた事あるだろうか?
散々戦ってレベル上げて武器強くして、最後の最後に音ゲーやらされるのだ。
「なんなのだこれは?どうすればいいのだ?」
プレイヤーの気持ちを一緒に味わってくれるアンヘルさんである。
ちなみに、このエンディング後の世界を描いた「ニーアレプリカント」というゲームもPS3で発売されている。
こちらも画期的な内容となっていて素晴らしいので近々ブログで紹介しようと思います。
【感想】
基本的にまともな人物はおらず、人間の薄汚い感情が渦巻くキャラばかり
ゲーム性だけでなく、そんなキャラクター達の関係性も非常に面白いと思う。
またエンディングがどれも鬱展開のバッドエンドなのも物語としての印象を強めます。
ずっとプレイしていると、こんな変態御一行にも感情移入してしまうんですよね笑
ゲーム性や物語としての常識を覆すものばかりで衝撃的な作品でした。
最後のEエンドなんて特にぶっ飛んでます笑
それぞれのエンディングの演出も非常に凝っていて、鳥肌が立つような薄気味悪さと絶望感が非常に後を引く。
ドラゴンに乗れる三国無双くらいの期待感で購入したので当時は相当に度肝抜かれましたよ。ええ・・・
正直言って登場人物以前に制作スタッフが変態だと思いましたね。(良い意味で)
長々としてしまいました。
今後はもうちょっと短めにまとめます笑
好きな作品だと熱がつい熱が入ってしまいますね。
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